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志望校決定

結局私は、以下の志望校に絞りました。志望順も赤裸々に書いてしまいます。

第1志望 ハワイ大学マノア校

ハワイと聞くと、「リゾートじゃん」と思うでしょうが、何を言う、ハワイ大学はレベルが高く、特にTESOLの分野では世界一というほど著名な人間が揃っていました。その中でも、Michael Longという有名人の研究にとても関心がありました。

根津先生がICUに赴任する前にハワイ大学で教鞭をとられており、その話を聞かせていただいたことも一つのきっかけになりました。そんな根津先生に推薦状をお願いしたのですが、なんとかそれもうまく功を奏してくれればと願っていました。



第2志望 サンフランシスコ州立大学

実質は第3、第4志望だったかもしれません。憧れ的にはUCLA、トロントの方が上だったかもしれません。でも、予算的な関係もあって第2志望に来ていました。

プログラムも有名で充実しているし、予算的にもいける。そして、私が名前を知っていたり、論文を読んだことがある著名な教授が4名いました(大学院では、彼らをビッグ4と呼んでいました)。前ページで紹介したH. Douglas Brownもそうですが、後に私の恩師となるThomas Scovelという人がいて、彼が書いた言語心理学の入門書を読んだことがあり、そんなところも志望動機になりました。

TESOLのプログラムでは全米屈指と言われ、知られているところですが、大学自体は、一般の州立大学ということでネームバリューがないことに引っかかっていたところがあります。



第3志望 トロント大学

カナダ・トロント大学にOISE(Ontario Institute for Studies in Education・オンタリオ教育研究所)という機関があります。トロント大学の大学院であり、世界トップレベルの教育研究所でもあります。

ここにはかなり惹かれていました。「世界トップレベルの教育研究機関」、、、うー、かっこいい!!何よりも安い!!断トツで安かったです。そして、Swainという有名な教授もいて、プログラムとしても魅力を感じていました。

今でも、気になる大学院の1つですね。もう1度研究に戻るとしたら、ここは第1志望になりえます。



第4志望 カリフォルニア大学ロサンゼルス校

UCLAですね。ここについてはいろいろ悩みました。

言語学では、昔からナンバー1と言える学校で、言語教育でも博士課程まで持っている大学です。ICU時代から憧れている大学で、アメリカ旅行の際にも見に行きました。知名度もあるし、UCLAに通う自分を夢で描いたこともあります。

しかし、予算的には厳しいものがありました。確か授業料が23000ドルぐらいだったかな。生活費も含めると1年で400万は軽くかかる算段でした。

そういう意味では、最終的には候補になりづらい大学でしたが、昔からの憧れもあり、出願をしないという選択肢にはなりませんでした。他にも、行くにしろ、行かないにしろ悩む要素があり、とりあえず出願して、合格したらどうするか考える、ということにしました。


圏外 ジョージタウン大学

言わずと知れたトップ校の1つです。応用言語学(TESOLもその1つ)の研究でも世界有数の大学です。私のICU時代のアドバイザーがこの大学出身ということもあり、ネームバリューも抜群だし、興味がありました。

でも、圏外です。実力的にも、今思えば圏外だったのかもしれませんが、何よりも予算として圏外です。UCLAよりもさらに一段階高い。授業料だけでも500万ぐらい。

合格しても行けなかったでしょう。でも、自分の思いとして、こういうレベルに出したいと思ったのです。

圏外 ペンシルベニア大学

アイビーリーグの一画を担うトップ校です。圏外の理由はジョージタウン大学と同じ、予算面です。無理ぃ。

でも、俺もアイビーリーグに合格してみたかった。でも、ジョージタウン大学ほど出したいわけではない。

そこで、私の取った手段は。。。出願しました。でも、出願料は払わなかったのです。書類も全部送らなかった気がします。やっぱり、行かないと分かってて出すのはお金の無駄だし、ジョージタウン大学だけ出せば気もすむだろうと思って、悩んだ結果、途中で出願辞退したのです。

出願期限を過ぎてしまえば書類不備で出願無効になるだろうと思っていたら、現地から何回か「出願料が支払われていませんよ、書類が不十分ですよ。すぐに用意してください」と丁寧にメールが来ました。「え、まだ間に合うの?とりあえず出してみようかな」と少しは心も揺れましたが、無駄であるという結論に変わりはなかったので、正式に辞退の通告を大学側に送ったのです。


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